【2331G001】 今、新型コロナウイルス感染症を構造生物学の観点から振り返る
実施日 | 2023/10/02 ~ 2023/11/13 | 曜日 | 月 |
時間 | 18:00~19:30 | 定員 | 15名 |
キャンパス | 飯田橋キャンパス | 教室 | |
受講料 |
10,100円 | 単位 | 1 単位 |
講座の説明
新型コロナウイルス感染症も終息に向かい、私たちの以前の日常生活も戻りつつあります。SARS-CoV-2と呼ばれるウイルスによって引き起こされるこの感染症が初めて報告されてからこれまで、様々な科学的研究がなされてきました。その中でも、タンパク質など生体高分子の立体構造から生命現象のメカニズムを解明する「構造生物学」という手法は、ウイルス粒子表面のスパイクタンパク質の解析をはじめとして幅広く用いられ、感染メカニズムの理解やドラッグデザインに対して大きな寄与をしてきました。これまで報告されてきた「構造生物学」的知見をご紹介しわかりやすく説明を行うことで、この感染症について振り返りたいと思います。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 講座内容 | 担当講師 |
---|---|---|---|
1 | 2023/10/02(月) | 構造生物学とは | 伊藤 隆 |
2 | 2023/10/16(月) | SARS-CoV-2ウイルス | 伊藤 隆 |
3 | 2023/10/30(月) | 感染のメカニズム | 伊藤 隆 |
4 | 2023/11/13(月) | 将来の創薬に向けて | 伊藤 隆 |
備考
※4回の講義を通して本テーマを解説する講座です。
各回ごとに必ずしも完結しないことがあります。
講師
伊藤 隆(いとう ゆたか)
東京都立大学 理学研究科 教授
【プロフィール】
略歴:1993年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻中途退学。1993年理化学研究所研究員,2005年同研究所生体内分子動態NMR研究ユニットリーダーを経て、2005年より首都大学東京大学院理工学研究科教授。
研究テーマ:In-cell NMRを用いた蛋白質の細胞内動態の解析、およびNMRを用いた高分子量蛋白質、蛋白質複合体の解析法
