【2311G001】 人の一生よりも長期の視点から 地震災害を考える
実施日 | 2023/04/08 ~ 2023/04/15 | 曜日 | 土 |
時間 | 13:00~16:10 | 定員 | 15名 |
キャンパス | 飯田橋キャンパス | 教室 | |
受講料 |
10,100円 | 単位 | 1 単位 |
講座の説明
プレート境界に位置する日本では、地震が多発し、人間社会に損失をもたらしてきました。地震防災・減災のためには、自然現象としての地震の理解と地域特性(ある土地の地形・地盤条件や人口やインフラの分布特徴など)の理解が重要です。自然現象としての地震については、観測記録のある最近数10~100年間だけでなく、人の一生よりも長期間の記録に着目することも重要です。
本講座では、まず、地震に関する基礎知識と長期的な地震関連現象の記録媒体としての地形・地質について解説します。次に、近年の観測記録と地形・地質による長期的な記録を踏まえて、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の発生について考えてみたいと思います。それ以外に、自然現象としての地震に加え、地域特性の情報を踏まえて提示される地震ハザードマップについても扱う予定です。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 講座内容 | 担当講師 |
---|---|---|---|
1 | 2023/04/08(土) |
●多様な時空間スケールで地震関連現象を捉える ●地震関連現象を記録する地形・地質 |
丹羽 雄一 |
2 | 2023/04/15(土) |
●長期的視点を組み込んで東北地方太平洋沖地震の発生を考える ●地震ハザードマップ |
丹羽 雄一 |
講師
丹羽 雄一(にわ ゆういち)
慶應義塾大学 経済学部 准教授
【プロフィール】
博士(環境学)。2007年3月 東京大学理学部卒業。2012年3月 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、東北大学 災害科学国際研究所 助教、中央大学 理工学部 助教を経て、2021年4月より慶應義塾大学 経済学部 准教授。専門は自然地理学・地形学・第四紀学。