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東京都立大学オープンユニバーシティ

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【2211Z001】 婚活市場の力学と婚活戦略 なぜ、婚活は難しくなってしまったのか?

受付終了

実施日 2022/04/25 曜日
時間 18:30~20:00 定員 40名
キャンパス オンライン 教室
受講料
1,000円 (入会金不要) 単位 0 単位

講座の説明

プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。

婚活は、我が国の未婚化・晩婚化に起因する少子高齢化を解決するために、家族社会学者の山田昌弘教授(中央大学)によって提唱されました。2008年には「婚活」が流行語大賞にもノミネートされ一般用語としても普及しただけでなく、婚活パーティーやマッチングアプリを初めとした婚活支援サービスも次々登場し、2010年代には「婚活産業」と呼べる規模まで市場が成長しました。地縁・血縁・職縁から配偶者探索をせねばならなかった過去と比べて、2020年代は恋人探し・配偶者探しを社会全体が支援する時代に変わったと言えます。
ところが、婚活という言葉が一般化し、様々なサービスが提供されるようになって15年ほどの時間が過ぎたのにも関わらず、未婚化・晩婚化は食い止められるどころか、進行しつづけています。2020年の国勢調査では、45-49歳の未婚率と50-54歳の未婚率を平均した生涯未婚率が、過去最高の男25.7%、女16.4%を記録しています。近年の研究では婚活が一般化し、配偶者探索の意識が高まるに従って、男女ともに「結婚相手の条件」を高く求めてしまいマッチングが難しくなっていることが指摘されています。昨年頃から、婚活を支援する現場サイドの方々からも、結婚をするために「高望みをするな」、「現実を見て選り好みするな」と悲鳴にも似た問題提起がされるようになりました。
ここで問題となるのは、なぜ、婚活がこれほどまでに困難になってしまったのか、ということです。「高望み」や「選り好み」という当事者の心の問題に原因を求めてしまうのはかんたんですが、実は問題解決には繋がりません。婚活市場という独特の力学を持つ場が、婚活の当事者に「高望み」や「選り好み」をさせてしまうメカニズムを理解し、この力学を利用した「婚活戦略」を一人ひとりが考え、実践していく可能性について、講師の経験を踏まえて講義していきます。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2022/04/25(月) 高橋 勅徳

備考

『婚活戦略:商品化される男女と市場の力学』中央経済社刊

※高校生は専用ページからお申し込みください。

対象者

一般・高校生

講師

高橋 勅徳(たかはし みさのり)
東京都立大学 経済経営学部 准教授

【プロフィール】
1997年、北九州大学(現 北九州市立大学)経済学部卒業。2002年、神戸大学大学院人文経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現在、東京都立大学准教授。専攻は企業家研究、ソーシャル・イノベーション論。著書に、『制度的企業家』(ナカニシヤ出版 2015年3月。桑田耕太郎・松嶋登と共編)、『ソーシャル・イノベーションを理論化する:切り拓かれる社会企業家の新たな実践』(文眞堂 2019年10月。木村隆之・石黒督朗と共著)、『婚活戦略:商品化される男女と市場の力学』(中央経済社 2021年10月)など。

高橋 勅徳

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