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東京都立大学オープンユニバーシティ

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【2121G103】 【高校生専用申込ページ】高校生のための 日本進化学会 東京大会 プレ講座

受講申込

実施日 2021/08/05 ~ 2021/08/06 曜日 木,金
時間 10:30~15:45 定員 80名
キャンパス オンライン 教室
受講料
0円 (入会金不要) 単位 0 単位

講座の説明

本講座は東京都立大学(南大沢キャンパス)で8月18日(水)~21日(土)に開催される「日本進化学会第23回東京大会」のプレ講座となります。
日本進化学会第23回東京大会は、高校生は無料で参加(オンライン参加可)できますので、最先端の学術情報に接するまたとない機会です。プレ講座を受講してから大会に参加していただければ、理解・興味も格段に増すと思います。是非、プレ講座を受講してから実際の学会を体験してみてください。高校生による発表も予定されています。
今回のオンラインスペシャルでは、学会にも出席される日本を代表する先生方が、生物の進化に関する講義を6回のシリーズでオンラインでお届けします。さらに東京都立大学からは、現在、進化研究の最前線で活躍中の新進気鋭の若手教員も講師として参加します。進化生物学は、生物学の中でも特に多様性の高い分野です。講師の先生方の研究分野は多岐にわたり、進化研究の広い分野をカバーしています。
現日本進化学会長で産業技術総合研究所・首席研究員の深津武馬先生は、アブラムシの体色を変化させる共生細菌を発見するなど、主に昆虫類に共生する微生物を対象にした世界を先導する多数の研究成果をあげています(2014年学会賞受賞)。東京工業大学の田中幹子先生は、脊椎動物の「手足」の発生プログラムがどのように進化したのか、様々な動物を使って卓越した研究成果をあげています(2010年研究奨励賞受賞)。琉球大学の木村亮介先生は、集団遺伝学的方法で自然選択が働いた遺伝子を割り出し、アジア人特有の毛髪や歯の形態に関連する遺伝子を同定するなどヒトの進化研究で活躍しています(2011年研究奨励賞受賞)。また、東京都立大学では、田村浩一郎先生(元日本進化学会長)は、ゲノムのDNA塩基配列の進化を推定するための数理モデルを考案し、世界的に高く評価されています(2019年学会賞受賞)。高橋文先生は、ショウジョウバエを用いて種が分化して別々の種になるメカニズムを形態からゲノム、生態まで広範囲に研究して成果を上げています。岡田泰和先生は、アリなどの社会性昆虫や武器を持つ甲虫を用いて、社会行動や性選択形質の柔軟性(表現型可塑性)のメカニズムと生態的意義について研究しています。
本講座で最先端の研究内容を学んでいただき、興味・理解を深めていただくと共に、日本進化学会第23回東京大会に多くの高校生が参加してくれることを期待しております。詳細は大会ホームページをご覧ください。


日本進化学会は、進化に関する広範な研究および教育を推進し、我が国における本分野の発展に寄与することを目的に設立された一般社団法人です。毎年、進化に関する最先端の研究成果を国内外に発信する学術会議を実施していますが、日本進化学会第23回東京大会は8月18~21日に東京都立大学南大沢キャンパスで開催されます。国内外の研究者が一堂に会しての進化研究分野最大規模の学術会議となりますが、本学での開催を記念し、高校生のための特別講座(無料)として、オープンユニバーシティは「日本進化学会第23回東京大会 プレ講座」を開講いたします。プレ講座はオンラインで実施しますので、全国の高校生の参加をお待ちしています。
※日本進化学会 東京大会の詳細は https://evolgen.biol.se.tmu.ac.jp/sesj2021/

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2021/08/05(木) 10:30~11:45 昆虫と微生物の共生進化
昆⾍類は⼈類がこれまでに記載した⽣物多様性の過半数を占め、陸上⽣態系の中核をなす⽣物群です。その多くは、共⽣微⽣物を体内に保有しています。共⽣がどのように新しい⽣物機能や⽣命現象をもたらすのか︖共⽣により、どのようにして異なる⽣物が統合されて1つの⽣命システムを構築するのか︖共に⽣きることの意義と代償とはなにか︖個と個、⾃⼰と非⾃⼰が融け合うときになにが起こるのか︖特に昆⾍類に焦点をあて、微⽣物との共⽣で可能になったさまざまな環境適応の進化について、写真と動画を満載でわかりやすくご紹介します。
深津 武馬
2 2021/08/05(木) 13:00~14:15 サメから形の進化を学ぼう
ヒトの祖先がサメのような形の⿂だったときには、エラを使った呼吸をしていました。⼀方、私たちの顔を⾒ても、どこにもエラはありません。しかし、ヒトの胎児がとても小さいときには、エラのようなものがあり、お腹で育っていく間に顎や唇や舌や耳などに形を変えていきます。ヒトが、お腹の中で育っていく間には、進化の道筋をたどるような形の変化が起こっているところがあると言われています。本講座では、からだの形はどのような発⽣プログラムの変化に伴い、変わっていったのかについて、説明していきます。
田中 幹子
3 2021/08/05(木) 14:30~15:45 ヒトの進化と多様性
ヒトがもつ様々な特徴も他の⽣物と同様に進化の賜物です。ヒトはなぜ直⽴⼆⾜歩⾏するようになったのか︖ヒトはなぜ発達した脳をもつようになったのか︖逆に言えば、なぜヒト以外でそのような戦略をとる⽣物がいないのか︖その答えはまだはっきりとは分かっていません。さらに、ヒトは地球上のあらゆる陸地に拡散し、それぞれの環境に適応するべく、集団ごとに特有の特徴をもっています。近年のゲノム研究は、ヒトが如何にして環境に適応し、進化してきたのかを明らかにしています。本講座ではヒトの進化と多様性にまつわる話を解説します。
木村 亮介
4 2021/08/06(金) 10:30~11:45 ゲノムの進化と生物の進化
ゲノムとは「遺伝⼦全部」を意味する言葉で、⽣物が持つ1セットのDNAのことです。ゲノムのDNA塩基配列によってその⽣物の形や性質などの遺伝形質が決まります。つまり、⽣物が進化して形や性質が変わるのは、ゲノムが変化するためです。例えば、爬⾍類や⿃類は卵を産みますが、哺乳類だけは⼦宮の中で胎児を育て、⼦供を産みます。哺乳類がこのように進化したのは、哺乳類のゲノムにどのような変化が⽣じたからでしょうか。本講座ではゲノムがどのように変化したら⽣物がどのように進化するのかについて解説します。
田村 浩一郎
5 2021/08/06(金) 13:00~14:15 多様な形や性質の進化
⽣物には様々な形や⾊、⾏動などの性質を持つ種がいます。近縁な種の間でもよく調べると、少しずつ⽣息環境や形や⾏動などの性質が異なります。同じ種の中でも個体間で個性の違いがありますが、どのようにして、多様な性質を持つ種が進化するのでしょうか。これまで⽣物種の間で性質の違いを調べたり、遺伝⼦の違いに着目したりと様々な観点から研究がされてきましたが、まだわかっていないこともたくさんあります。本講座では、動物や植物の例を紹介しながら、⽣物の多様な特徴が進化する過程について解説します。
髙橋 文
6 2021/08/06(金) 14:30~15:45 性選択形質の進化と表現型可塑性
クジャクの⽻やカブトムシの角は異性を惹きつけたり、配偶相⼿をめぐる競争によって進化してきた性選択形質です。こうした形質は巨大で美麗であることが大きな特徴ですが、最も個体間でのバラツキが大きな形質でもあります(種内変異・種内型)。繁殖に有利な形質なのに大きな変異があるのはなぜでしょうか︖ 動物が持つ武器や装飾が様々なサイズや形に発⽣できる、“形作りのメカニズム”はどういったものなのでしょうか︖この講演では主
に甲⾍の武器(オオツノコクヌストモドキ・クワガタなど)についての最新知⾒をご紹介します。
岡田 泰和

備考

※高校生の参加は無料です。6回シリーズの講座ですが、1回だけでの参加も可能です。
(日経デザイン)

対象者

高校生

講師

田中 幹子(たなか みきこ)
東京工業大学生命理工学院 教授

田中 幹子

深津 武馬(ふかつ たけま)
産業技術総合研究所 首席研究員

深津 武馬

木村 亮介(きむら りょうすけ)
琉球大学医学研究科 准教授

木村 亮介

田村 浩一郎(たむら こういちろう)
東京都立大学理学部生命科学科 教授

【プロフィール】
東京都立大学大学院博士課程修了(1991年)。理学博士。生命情報研究センター長。専門は進化遺伝学、ゲノム進化学、バイオインフォマティクス。 ショウジョウバエを用いた実験生物学的研究を行う傍ら、分子進化、分子系統解析のための方法理論の研究や分子進化遺伝学解析ソフトウェア(MEGA)の開発を行っている。

田村 浩一郎

髙橋 文(たかはし あや)
東京都立大学理学部生命科学科 准教授

髙橋 文

岡田 泰和(おかだ やすかず)
東京都立大学理学部生命科学科 准教授

岡田 泰和

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