コンテンツ内容へ移動

首都大学東京オープンユニバーシティ

コンテンツの開始

【1931T009】 遊女の群像~幕末維新期の新吉原遊廓~

受講申込

実施日 2019/12/05 ~ 2019/12/12 曜日
時間 18:30~20:00 定員 40名
キャンパス 飯田橋キャンパス 教室
受講料
5,000円 単位 1 単位

講座の説明

新吉原遊廓は、歌舞伎や浮世絵の題材となっただけでなく、現代にいたるまで数々の小説や映画にも取り上げられ、文化やファッションなど様々な角度から注目をあつめてきました。しかし、それらは必ずしも新吉原の実態を描いているわけではありません。現実の新吉原遊廓とは、どのような社会だったのでしょうか。またそこに生きた数千人の遊女たちはどのような集団を形作り、どのような思いを抱き、どう生きたのでしょうか。そもそも、なぜ江戸には遊廓が設置され、どのように維持運営されていたのでしょうか。
この講義では、幕末維新期の遊廓の実態と、そこで生きた何人かの遊女たちの人生を紹介しながら、できるだけ実証的にこれらの問題に迫り、江戸という都市社会における買売春の特質を考えてみたいと思います。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2019/12/05(木) 新吉原遊郭の仕組みと経営 / 新吉原遊廓とはどのような仕組みで運営されていたのか。また、遊女屋の経営はどのように成り立っていたのか、遊女たちはどのように調達されてきたのかなど、新吉原遊廓の構造と運営の実態を明らかにします。遊廓で営まれる性産業は、莫大な収益を生み出し、その上納金は、町奉行所の収入の10%を超えていただけでなく、遊廓における金融も、京都の門跡寺院や摂関家、信州の豪農など、極めて幅広い人々がかかわりながら営まれていました。その実態を解明し、買売春が公的に認可されたことの意味を考えます。 横山 百合子
2 2019/12/12(木) 幕末維新期 遊女の実像 / 幕末維新期の新吉原遊廓にいきた遊女たちの姿について、遊女の日記、遊女による放火事件に関して作成された調書などの文書、東京府に残された公文書などからその実像を探り、抑圧的な性格をもつ遊廓の構造が、遊女たちの生活と意識にどのような影響を与えたのかを見たうえで、遊女たちの解放を求める思いを明らかにします。 横山 百合子

講師

横山 百合子(よこやま ゆりこ)
国立歴史民俗博物館教授

【プロフィール】
博士(文学)。東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。帝京大学文学部教授などを経て、現在は国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本近世史。新吉原遊郭の研究はじめ、女性史の著作多数。主な著作として、 『明治維新と近世身分制の解体(山川出版社)』、『江戸東京の明治維新(岩波新書)』

横山 百合子

受講申込

<<講座一覧に戻る