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首都大学東京オープンユニバーシティ

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【1931T008】 将軍側近と老中たち② 儒学者室鳩巣のみた8代吉宗政権

受付終了

実施日 2019/10/25 ~ 2019/11/29 曜日
時間 19:00~20:30 定員 25名
キャンパス 飯田橋キャンパス 教室
受講料
10,000円 単位 1 単位

講座の説明

本講座は、6代家宣・7代家継の時代を扱った夏期講座に引き続き、8代吉宗に注目した第2弾です。家宣・家継・吉宗という徳川将軍三代に仕えた儒学者、室鳩巣。彼の残した手紙を読み解きながら、政治家たちの人間模様を見ていきます。いわば、将軍の近くからの定点観察です。
最高権力者である将軍と、取り立てられたその側近。しかし側近は、将軍との人間関係を基盤としているため、将軍が替われば、政治の表舞台から去らなければなりませんでした。それに対して老中は、幕府官僚として役職のトップに居続けることになります。将軍側近と老中のせめぎあいに、この時代の幕府政治の本質が見えてきます。鳩巣に導かれながら、生々しい人間関係を読み解き、現代の政治世界にも思いをはせてみましょう。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2019/10/25(金) 8代将軍吉宗誕生の真相 / 初めての紀伊家出身の将軍吉宗。「8代将軍吉宗」はいかに誕生したのでしょうか。7代家継の死から、将軍吉宗の誕生までの真相を読み解きます。また、吉宗の人物像も紹介し、政権の移り変わりに合わせて、幕府の中核から去らなければならなかった人物や、あらたに登場した人物についても見ていきます。 福留 真紀
2 2019/11/08(金) 老中と吉宗側近 / 吉宗は6代・7代の将軍側近であった間部詮房らが直面した、新興成り上がりの越えられない壁を理解していたため、自らの側近はあくまでも側衆の一部としての立場(「御側御用取次」)に置きました。そのため彼らを、下級の家臣の意見までも吸い上げることのできるパイプ役にすることができました。このような新たな将軍側近の在り方や、政治手法に老中たちは戸惑います。その様子を老中と吉宗側近の関係から見ていきます。 福留 真紀
3 2019/11/15(金) 吉宗の家臣たち / 吉宗は信頼した特定の人物に頼ることなく、あらゆる立場の幕臣から庶民(例えば、目安箱)に至るまでをブレーンとし、老中を通さず、直接意見を募ることもありました。そこには、室鳩巣の姿もありました。そのような吉宗のもとで活躍した家臣たちの姿を追います。 福留 真紀
4 2019/11/29(金) 「吉宗政治」の実態 / 吉宗は家臣たちを適材適所に用いながらも、あくまでも自分自身で、それらを統括し、決断しました。吉宗は、名実ともに為政者であり、その政治は「吉宗政治」と言うべきものでした。吉宗の代表的な政策の一つである「上米の制」を取り上げ、政策が成立するまでの過程を具体的に明らかにします。また、室鳩巣が「吉宗政治」をどのように見ていたのか紹介します。 福留 真紀

講師

福留 真紀(ふくとめ まき)
東京工業大学准教授

【プロフィール】
博士(人文科学)。現在、東京工業大学准教授。専攻は日本近世政治史。著書に、『徳川将軍側近の研究』(校倉書房、2006年)、『名門譜代大名・酒井忠挙の奮闘』(角川学芸出版、2009年)、『将軍側近 柳沢吉保 ―いかにして悪名は作られたか』(新潮社、2011年)、『将軍と側近 ―室鳩巣の手紙を読む』(新潮社、2014年)『名門水野家の復活 ―御曹司と婿養子が紡いだ100年』(新潮社、2018年)などがある。

福留 真紀

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