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首都大学東京オープンユニバーシティ

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【1931T005】 大名家の秘密 ~高松藩『盛衰記』の世界~

電話注文のみ可

実施日 2019/11/19 ~ 2019/12/10 曜日
時間 19:00~20:30 定員 25名
キャンパス 飯田橋キャンパス 教室
受講料
10,000円 単位 1 単位

講座の説明

戦乱の世が終わり「徳川の平和」が訪れた17世紀日本。しかし武士の間では、時代の推移に順応できない情念と慣習がくすぶり、各地でさまざまな軋轢や紛争(喧嘩)を引き起こしていました。これらの情念がどのようなかたちで噴出し、18世紀以降どのように鎮静していったか。高松藩士小神野与兵衛が古老の聞書きをもとに著した讃岐国高松藩の秘史『盛衰記』をテキストに、武士世界の精神と心情の変遷をたどり、あわせて歴史(史料)とはなにかを考えます。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2019/11/19(火) 『盛衰記』はなぜ書かれたのか(著者は後世になにを伝えたかったのか) / 『盛衰記』の成立事情と受容の背景を述べ、その記述の中から、正史(幕府や藩が編纂した歴史)には記されなかった逸事の数々を紹介します。紹介する事例は、武士の世界の“子殺し”の慣行、「孝」以前の父子関係など。 氏家 幹人
2 2019/11/26(火) 主君(大名)と家臣の関係に注目 / 盛衰記』には江戸後期の武士には信じられないような破天荒な武士が登場します。彼らの言動に光をあて、「忠」とはなにかを再考します。キーワードは「馬鹿め」「衆道」、等々。 氏家 幹人
3 2019/12/03(火) 大名(殿様)の心の中をのぞく / 高松藩初代藩主の松平頼重(水戸藩主徳川光圀の実兄)と二代藩主松平頼常(徳川光圀の実子、頼重の甥)は、ともに名君として、今もその功績が称えられています。しかし『盛衰記』には二人の心のすき間を照らし出した記述も。殿様の顔に隠れた彼らの生々しい“人間”をのぞいてみましょう。 氏家 幹人
4 2019/12/10(火) 『盛衰記』の志を継ぐ者 / これほど“あぶない”記述に満ちた書物が、なぜ多くの高松藩士の間で回覧され、幾多の写本が作成されたのでしょうか。江戸時代人の正史に対する不満、古老聞書きに対する敬意、自身の見聞を記録する想いの強さを振り返ります。キーワードは、素人の歴史、玄人の歴史。 氏家 幹人

講師

氏家 幹人(うじいえ みきと)
歴史学者

【プロフィール】
歴史学者(日本近世史)。東京教育大学文学部史学科を経て筑波大学大学院博士課程後期(歴史人類)単位取得退学。国立公文書館研究官を務めたのちに退職。『江戸藩邸物語(角川ソフィア文庫)』『殿様と鼠小僧(講談社学術文庫)』『江戸時代の罪と罰(草思社)』など著作多数。2018年に『大名家の秘密(草思社)』を上梓。

氏家 幹人

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