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首都大学東京オープンユニバーシティ

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【1841A003】 人の心、動物の心 私たちの中の動物、動物の中の私たち

満員御礼

実施日 2019/01/16 ~ 2019/02/06 曜日
時間 18:30~20:00 定員 20名
キャンパス 飯田橋キャンパス 教室
受講料
10,000円 単位 1 単位

講座の説明

心理学がどのような学問であるかを紹介し、次に動物の心をどのように調べるのかを概説します。その後、具体的な問題として、動物が美をどのように感じるか、動物が共感を持つのかを取り上げ、ヒトの心の進化的基盤を説明します。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2019/01/16(水) (1)心理学ってなんだろう
  多くの方が学校で「心理学」を習っておられないと思います。大学でも心理学は選択科目の中にはあっても履修される方は少ないと思います。一方、書店には多くの「xxx心理学」といった物が並んでいます。そのような民間心理学と大学で実際に研究されている心理学とはかなり違います。最初の回は学問としての心理学がどのように生まれ、どのように発展していったのかをお話ししたいと思います。
渡辺 茂
2 2019/01/23(水) (2)動物の心を探るには
 心理学は自分たちの内なる心を解明したいという気持ちから出発しました。では心は人間だけのものでしょうか?ペットを飼っておられる方はペットもまた心を持っていると感じておられるのではないでしょうか。話はそれほど単純ではありません。言葉が通じない動物の心を理解するには、それも感情移入や類推でなく、学問の対象にできるように理解するにはどうしたらいいでしょう。研究者たちの苦労の歴史と現在の状況をお伝えします。
渡辺 茂
3 2019/01/30(水) (3)美の起源
  人間に固有な行動としてアートが考えられます。このアートは人間が人間になって初めて生まれたものでしょうか。それとも他の動物でもそれに似た行動があり、人間のアートはそれらから進化したものでしょうか。アートにはそれを認識できること、それに快感を感じること、そして、それを作り出すこと、という3つの側面があります。第3回ではその3つの側面について、それぞれ動物研究から何がわかるかを解説します。
渡辺 茂
4 2019/02/06(水) (4)道徳の起源
 人間には他人の不幸を悲しいことと思い、他人の喜びを我が喜びとすることができます。しかし、ある場合は他人の幸せを羨み、他人の不幸を喜ぶ、という面もあります。これらは私たちの文化の中で形成されたものでしょうか。最新の研究では動物もまた他者に対する共感を持ち、自分だけ不公平な扱いを受けることを不快と感じることが分かってきました。これらの研究を通じて、私たちの道徳の起源を考えてみたいと思います。
渡辺 茂

講師

渡辺 茂(わたなべ しげる)
慶應義塾大学名誉教授

【プロフィール】
慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程修了。文学博士(心理学)。慶應義塾大学文学部人間関係学系教授を経て、現在は慶應義塾大学名誉教授。1995年イグノーベル心理学賞受賞。専門は実験心理学、神経科学、動物行動学、行動薬理学。主な著書として「鳥脳力」(化学同人社) 、「ヒト型脳とハト型脳」(文芸春秋)、「美の起源—アートの行動生物学—」(共立出版) 、「情動の進化)」(中山書店)。

渡辺 茂

満員御礼

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